S-19 お風呂パニック
交易所で、“中国絵皿”を買った。
ゴクウ「テツさん、“中国絵皿”が六枚になったよ」
テツ「おぉ、そいつはすげぇや。早速、風呂に飾るかい?」
ゴクウ「もちろん!」
“中国絵皿”を飾ったお風呂に入った。
ロンチャンチャン「ホワチャー!!!」
男湯にロンチャンチャンが現れた。
アイリ「ワカバ、なにしてるの!?」
隣の女湯から、女の子たちの声が聞こえる。どうやら隣にはワカバが乱入したらしい。
ワカバ「修行です!!」
元気なワカバの返事が聞こえた。…………どんな修行なんだか。
次の日も、“中国絵皿”を飾ったお風呂に入った。
ロンチャンチャン「ホワチャー!!!」
ゴクウ「あれ?」
ロンチャンチャンの威勢の良いかけ声は聞こえたけど、目の前にいるのは………。
シーナ「あれぇ、ワカバちゃん、どうしたのさ?」
ワカバ「…………え?」
男湯に乱入してきたのは、ワカバのほうだった。
シーナ「一緒にお風呂、入る?」
ゴクウ「あはは………」
ワカバ「キャーー、ごめんなさーい!!!」
顔を真っ赤にして、ワカバが出ていった。あれ、でも、ロンチャンチャンの声は聞こえたから……。
アイリ「こンの変態ヤロー!」
テンガアール「スケベーー!!」
メグ「痴漢ーー!!」
ロンチャンチャン「違う、これはなにかの間違いだぁ!」
ブンッとなにかが風を切る音のあと、パリンッと皿の割れる音が響いた。
シーナ「………そういやぁ、隣、投げモノ得意な子ばかりだったな」
ゴクウ「うん……」
ロンチャンチャンがどうなったのか、想像するだに恐ろしい。
シーナ「でさ、ゴクウ、なにか違和感を感じないか?」
ゴクウ「え……?」
シーナ「今日のパーティメンバーは?」
ゴクウ「えぇっと今日は、俺、シーナ、アイリ、テンガアール、メグ………」
指折り数えて、はたと気づく。
ゴクウ「からくり丸!」
シーナ「なんで、あいつ、女湯なんだ!?」
ゴクウ「っていうか、水はダメじゃなかったの!?」
お風呂から上がると、速攻でからくり丸を連行した。
からくり丸「ナンデスカ、急ニ?」
ゴクウ「からくり丸、お風呂、平気なのか?」
からくり丸「ハイ、何故カオ風呂ニハ入レマス」
シーナ「で、なんで女湯なんだ?」
からくり丸「機械ニ性別ハアリマセン。私ハめぐノオ付キナノデ、めぐト同ジ女湯ニ入ッテイルダケデス」
俺とシーナは顔を見合わせた。
シーナ「…………一つ、聞きたいんだけどさ」
からくり丸「ハイ?」
シーナ「女湯の様子って、どんな?」
からくり丸「…………。湯気デ、目ノ役目ヲ果タスれんずガ曇ルノデ、全ク見エマセン」
シーナ「ウガー、ジュッポ、どうして曇り止めつきレンズにしてないんだよ!」
まったくもって、同感だ。
【…………あなたたち、なにやってるの……】
なにって、最後の息抜き。大丈夫、あとはルルノイエの城を攻略するだけだから。忘れてないよ。
【……本当かしら……】
本当だって。包囲するまでにかかった時間と、同じくらいの時間は流れてるかもしれないけど。
【…………】
Last Scene
俺は幻影国を去った(お母さんがあの時、自分の名前は付けないほうが良い、と言った理由がよくわかった)。
天山峠のあの場所で、ジョウイを取り戻すことができた。そしてナナミも。
【あなたも、この物語の外へ旅立つのね】
うん。行くよ。いままでありがとう、お母さん。
【あなたの道行きに幸多からんことを】
さよなら、シェヘラザード。
END
お疲れさまでした。日記第二弾です。
ルキア版と違って、三年前の記憶有りなゴクウの一人称だけで話を進めようかとも思ったんですが、結局、このほうが書きやすくて、同じスタイルになってしまいました。
キャラクターの個性はやっぱり、『1』のほうが強烈だったのでしょうか?(笑) イベントに関するツッコミばかりになりました。クライブイベントのために、パーティメンバーほぼ固定で、街の人の話も聞かずにさくさくと話を進めてしまっていたのも原因かと思います(^^;)
ラダトの道具屋の2階にも行けました。あの時期ではなかったですが。でも、アホウなマナルディアはそのデータを間違えて消してしまいました(T_T)
オヤジなネタに、学生さんにはわからないであろうネタまであって、すみません。でも、そう思ったんです〜(;'-')
なにはともあれ、『3』が出る前にアップできて良かった(笑)
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