Last Scene

 長い戦いの時がようやく終わった。勝利することはできたが、その犠牲も大きい。
 だが、この手に還ってきた命もある。
 どうにもならないほどに傷ついたこの心には、それでも確かに一つのことを成し遂げた喜びもある。
 そして、赤月帝国というたった一国しか知らなかった俺の前に、いま、ようやく世界が開けた。
 地平の果てへ行くことを、俺は決める。
 母さん、お別れだ。
【………あなたは、この物語の外へ旅立つのね】
 あぁ。いままでありがとう。もし、またいつか会うことがあったら、その時はよろしく。
【うん。あなたの道行きに幸多からんことを】
 さよなら、シェヘラザード。
END






 やっと終わりました。皆様、お疲れ様です。今回は、全部「オマケ」みたいなスタイルで書いたので、「オマケ」はなしです(笑)

 荻原規子女史の作品『これは王国のカギ』みたいにしたかったので、ルキアの最後の台詞と相成りました。千もの楽しい話を語ったシェヘラザードは憧れの人です。
 一応、ギャグを目指したんですが、いかがでしたでしょう?? 私、本当にお笑いのセンスないですね(>_<) 少しでも笑っていただけたら、嬉しいです。