白々と明け初めたデュナン湖畔は、霧が立ちのぼり、朧な朝の光を尚やんわりと和らげていた。
 そんな淡い光りに縁取られた波打つ栗色の髪も、あどけない寝顔も可愛くて、ルキアは至福の笑みを浮かべて口づけを落とした。
「……う……ん……」
 眠りの淵からまだ覚めやらぬ腕の中のメグは、わずかに身動ぎをする。それに構わずルキアは、柔らかな頬に、大好きな目許に、華奢な首筋に、そして、花びらのような唇にキスを落としていく。
 パチッとメグの目が覚めた。それに気づいて、ルキアは顔を少しだけ離して微笑む。
「おはよう」
「………おはよう……」
 まだ眠気の残った意識は、力強い腕の感触と、するりと夜着の中に滑りこんだ手に背中を撫で上げられて、一気に覚醒する。
「……あ、あの、ルキア……?」
 頬を真っ赤に染めて抗議するようにメグは呼ぶのだが、ルキアは一向に気にすることなく手を休めない。
「なに……?」
「きょ、今日は、添い寝だけ、って言わなかった……?」
 平静を装おうとしても、瞬く間に熱を身体にもたらされて、メグの声は震えてしまう。
「もう、日付、変わってるだろ……?」
 甘やかに耳許でささやけば、メグは理性を振り絞って腕を突っぱねようとしてきた。
「そ、そんなのあり!?」
 もちろんルキアが逃すはずもなく、さらに抱き寄せて耳朶を甘噛みする。
「当然」
「………ずるい〜……」
 笑いを噛み殺して、ルキアはメグの髪に顔を埋めた。
「じゃあ、止そうか……」
 もがくメグの動きがピタリと止まった。ん?とルキアは悪戯っぽく顔を覗きこむ。
 気恥ずかしさを誤魔化すように、メグはルキアの胸に額を押しつけて顔を隠した。
「…………ダメ」
 微かに、だが確かに空気を震わせたその声に、ルキアは艶やかに微笑んで、生傷の絶えない小さな手に優しく指を絡めた。
END






 はぅ〜、こんなお話でごめんなさ〜い!!(爆)
 もともと、ルキアとカスミの逢瀬が邪魔される話と、うちのくノ一事情を解説する話は書きたかったのです。でも、こういう話って、嫌いな人はほんとダメですよね。ひとまず、ここまで辿り着いてくださった方は、別に気にしない、という方たちだけであることを切に信じています。

 本当はルキアの初めての相手のことも触れたかったのですが(女の子たちばかりじゃあ、不公平よね・笑)、これ以上詰め込むのもどうかと思って、今回は見送りました。
 ちなみに、カスミの初恋の人=兄様=フウマととても繋がりの深い人です。

 実は、ルキアとメグは『Dramatic Panic』以降、そういう関係なのでした(爆)。それ以降、メグはルキアのことも呼び捨てです。『3』の彼女の父親はうち設定ルキアです。
 『3』でメグが母になってたことは、結構、衝撃だったんですよ。その辺の話を、某サイト様のチャットで暑く熱く語ってたら、こんなえっち度MAXな話を妄想してしまいました(爆) 私がHPを作る上で、とても参考にさせていただいたサイト様の作品を久しぶりに読んだことも影響してたりします(^^;)

 少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。