ルキアの日記
俺の名前は、ルキア。ルキア・マクドール。赤月帝国の五将軍の一人、テオ・マクドールの息子だ。
家族は親父の他に、いろいろと面倒をみてくれる付き人のグレミオ。それから、クレオとパーンは親父の部下だけど、姉と兄のような存在だ。
そして、親友のテッド。ほんの数年前に出会ったばかりだというのに、もっと小さなときからずっと一緒にいたような気がしてならない。初めて会ったときから、なにをするのもいつも一緒だ。
母さんはどうしたんだって? 俺が小さいときに死んだよ。顔ももうほとんど覚えていない。でも、寂しくないよ。グレミオが母親代わりだし、それになんといっても、俺の守護霊は………。
【そう、私はルキアの母】
ということで、俺、母さんとは話すことができるから。他の人には聞こえないらしい。いつも変なことばかり言うから、あんまり話したくないんだけどね。
【失礼ね……! あなたのことが心配で心配でこうして守護霊になってあげてるのに】
いちいち恩着せがましいところも会話したくない一因。
ところで、母さん、訊きたかったことがあるんだけど。
【なぁに、ルキア】
俺の名前の由来は?
【…………】
やっぱり、時計が欲しかったっていう噂は本当だったんだね。
【いまはいらないわよ】
…………。
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