紋章に魅入られた子供たち

生死を統べる者 篇




 美しい鉱石が、薄く差し入る陽の光を乱反射するシークの谷。その最も奥まった場所に、月下草の群生地があった。
 咲き乱れる花に埋もれるようにして、ルキアはテッドの亡骸を抱いて慟哭した。
 帝都での別れ以来、ほとんど絶望していたが、一縷の望みも持っていなかったわけではない。しかし、再会できたのも束の間、テッドは“ソウルイーター”の真実を告げて自ら犠牲になってしまった。
 もっと伝えたいことがあった。もっと聞きたいことがあった。だが、それはもう叶わない。
「ルキア……」
 ヘリオンがルキアの傍らに立った。
「………あぁ、すまない……。戻らなくちゃな……」
 はらはらと零れる涙はまだ止められなかったが、ルキアはようやく顔を上げた。
「……遺体は、此処へ埋めていく」
「そうか……。………一緒に埋めておきたいものは、あるかい?」
 ヘリオンの言葉に、ルキアはしばらく考えこむ。やがて、左手の人差し指をほんの少し噛み切ると、滲み出た血の一滴をテッドの額に落とした。
「…………これで良いよ………」
「では、少し下がっておいで」
 ルキアは名残惜しそうにテッドの頬に触れてから、ヘリオンの後ろへ下がった。
 意味はわからなかったが、とても懐かしい響きの言葉をヘリオンは呟いて、持っていたロッドでトントンと大地を突いた。
 ザワザワと草がゆれた。大地がわずかに鳴動すると、テッドの身体が沈んでいく。大地と月下草に埋もれていく遺体を、ルキアは瞬き一つせず見つめた。
 すでに亡骸は何処にもなく、大地も草も何事もなかったようにただ静かにそこに在る。だが、ルキアはそのまま立ち尽くしていた。
「行きましょう、ルキア殿。生ある者は、常に前へ進まなくてはなりません」
 いつもと同じ冷静な声で、ミリアが言った。
「……そうだな。行こう………」
 月下草を待つヨシュアたちのもとへ、一行は急いだ。
 ミリアとルキアが先頭に並んで立ち、その後ろがフリック、さらに後ろにヘリオンとルック。殿(しんがり)はハンフリーが務めた。
 ルキアの後ろ姿を見ながら、ヘリオンはわずかに息を吐いた。ルックはそれを聞き咎め、眉をひそめる。
「……ずいぶん、お節介だったんだね」
「そうでもないさ。自分でも驚いてるくらいだから」
 視線だけをルックに向けて、ヘリオンは答えた。
「…………人の意志は紋章の前では、ままならぬものなのかねぇ………」
「そんなことはない……!」
 低く押し殺した声で、ルックは否定した。ヘリオンは喉の奥で笑う。
「あの女の側にいるあんたが、良くも言えたものだ」
「………あの人と、ルキアは違う……」
「……まぁね」
 しばらく黙って歩いていたが、やがてヘリオンは再びルックを見た。
「ルキアは、あいつの誠の名を知っているのかい?」
「さぁ……。あの様子だと、知らないみたいだ」
「教えておやり」
「な、なんで僕が……」
「あんたなら、ルキアの気持ちも少しはわかるだろう」
 ルックはルキアの背中を眺めて沈黙した。


 その後、竜を目覚めさせることのできた一行は竜洞騎士団と同盟を結び、梁山(リアンシャン)城へ帰城した。
 ルキアは一通りをマッシュに報告すると、疲れたと言ってすぐに自室へ引っこんでしまった。
 ルキアのただならぬ様子に、さすがのマッシュもそれを止めることができない。魔法使い二人は決して口を開こうとせず、フリックは表面だけ平静を装っているだけで、かなり動揺しているのがわかる。マッシュは、ハンフリーからその悲劇を聞いた。

 なにも考えたくなければ、寝てしまうに限る。
 子供っぽい不貞寝だというのは百も承知だが、ルキアはバンダナと手袋を脱ぎ散らかしてベッドに寝転がった。
 右手の紋章が、力強く脈動しているのがわかる。“ソウルイーター”がこれで本来の力を取り戻したことは、宿主であるルキアにはよくわかった。
 その呪われた因果も、薄々気づいてはいた。人の死とともに解かれてきた封印。気づかないほうが、どうかしている。
 時間から取り残されたこの身体。愛する人を喰らう紋章。
 だが、そんなことよりも、いまは、あの別れが哀しい。あの別れだけは、なんとかする方法があったのではないか。その想いが渦を巻き、ルキアの心を苛んだ。

 夜も更けて、ルキアは目を覚ました。皆、寝静まっているのだろう。遠くから届く人の声も聞こえてこない。
 ルキアは顔を洗うと、屋上へ向かった。夜風にあたれば、少しはこの気分もスッキリするかもしれないと思った。
 屋上へ出ると、風が吹き乱れていた。尋常の風ではない。辺りを見渡すと、トラン湖に面した城壁の近くにルックが立っていた。
 風は、ルックを中心に渦巻いている。衣服や髪を吹き乱し、風はルックと戯れていた。
 それを眺めながら、ルキアは時折、自分のまわりでも風が巻くことを思い出す。なにかと気が滅入るとき、励ますように慰めるように、頬を撫でる一陣の風。
(あぁ、ルックだったのか………)
 ルキアは風の中を歩き出した。
 あと一歩で手の届くところまできて、ルックが振り向いた。
「なにか用?」
 いつもと変わらない、冷然とした声。何故か、ルキアにはそれが無性に嬉しかった。
「うん……触れても良い?」
「…………。人肌が恋しいなら、他をあたってくれないか。生憎、いまの僕は冷え切っている」
「………ルックじゃなきゃ、嫌だ」
「死体みたいに冷たくても?」
 相変わらず無表情のまま、ルックは訊いた。ルキアはちょっと言葉に詰まったあと、ルックを真っ直ぐ見つめて頷く。
「良いよ。俺が人肌に戻してやるから」
 ルックは呆れたように、軽く息を吐いた。
「好きにすれば」
 ルキアはルックを抱きしめた。腕の中で、ルックは身動(みじろ)ぎもせずに突っ立ったまま。言葉に誇張はあるにしても、風と戯れていたルックの身体は確かに冷え切っていた。
「こんなに冷たくなっても、ルックは平気なのか?」
「人肌の基準なんか、とっくに忘れた」
 あっさりと返った答えに、ルキアは苦笑した。
「嘘。思い出さないだけだろ」
「君と一緒にしないでくれないか。僕は、“風”さえあれば良い」
「嘘」
 ルキアはゲームのように繰り返した。
「…………」
 苦虫を噛み潰したような表情のルック。
「だって、ルック、暖かくなってきた。熱を奪われたら、いくらルックでも生きていられないだろ」
「“風”はそこまでしないよ。いまのところ、僕に死なれるのは嫌みたいだから」
「そう……」
 沈黙が降りた。
 ルックの体温は、その後、あまり変わっていないようである。ほんの少し暖かくなったように感じたのは、抱きしめられた気恥ずかしさからきたものらしい。
「……本当は肌で暖めるのが、一等効率が良いんだけどな」
 焦れてきて、ルキアはそう言った。
 ルックは眉をひそめると、危険を承知で爆弾を投下した。
「人肌が恋しいなら、フリックのところにでも行けば良いだろ」
 抱きしめる腕に力が入った。
「…………遺品を返すので精一杯。いまは、まだ、まともに顔も見れない……」
 思いもしなかった弱気な言葉。ルックは抱きしめたい衝動を堪え、代わりに風を紡いでルキアの髪を撫でた。
「わかってるだろうけど、どれもこれも、そいつのせいじゃないんだからね。そいつは、ただ、己の力を解く時期を逃さなかっただけだ」
 ルキアは少し身体を離して、まじまじとルックの顔を見つめた。
「なに……?」
「…………発見。ルックって、優しいんだな」
 夜目にも、ルックの頬が紅潮したのがわかった。
「な、なに、言い出すのさ……!」
「本当のこと。っていうか、俺が気づくのが遅すぎたのか」
 そう言って、ルキアはまたルックを抱きしめた。
「なにを勝手に誤解してるんだよ」
 ルキアの肩越しに満天の星空を眺めて、冷ややかにルックは言った。
「これでも、人を見る眼には自信あるよ」
「………また、爆弾、投下して欲しいの……?」
「まだ、なにかあるのか?」
 ルックは目を閉じた。
「その紋章の、本当の名前」
「“生死を統べる者”だろ……」
 ルックは目を瞠る。
「知ってたの………」
「星辰剣に、そう呼ばれた」
 ルックは溜め息を吐く。“夜の紋章”の存在をすっかり失念していた。
 “夜の紋章”が、その身を変えた一振りの剣。ネクロードを倒したあと、ビクトールとともにノースウィンドウ村へ行っており、ルックは話に聞いただけでまだ会ってはいなかった。
「あの時は、さすがにキレたな。思わず、ビクトールを殺すところだった」
「真の紋章を傷つけようなんて、無茶なことを………」
「あの時はね。まだ、力が戻っていなかったから……。でもいまなら、黙らせることくらいはできるよ」
 自嘲気味の言葉に、ルックが初めて身動ぎした。ルキアはやんわり笑って、なだめるようにルックの背を撫でる。
「…………そいつの名前はね、“生と死を司る紋章”だよ………」
「そう………。まだ、生を司った実感はないな……」
「それでも、光と闇のバランスが執れている、数少ない紋章の一つだ」
 その言葉に、ルキアは一つの疑問が氷解した。
「レックナートがあんな風になったのは、バランスが執れてないせいか」
「……! ルキア………」
 驚くルックに、ルキアは苦笑した。
「言ったろ。人を見る眼はあるんだ。……まぁ、あの人の場合は、それだけでもなさそうだけど………」
「…………あの人は、本当に普通の人なんだよ………」
「だから、操り人形になっても良いって言うのか?」
 ゾッとするほどに、醒めた声。ルックは縋りつきたくなるのを、またかろうじて堪えた。
「自分のことで手がいっぱいの僕に、あの人のことまでどうにかできるわけないだろう。同情するだけで精一杯だ」
「…………ごめん。……ちょっと、八つ当たりした……」
 ルックは黙っている。
 ぼんやりと、ルキアはルックの言葉を反芻していた。そういえば、ルックのことはなにも知らないのだ。
「ねぇ、どうして、あの人のところにいるんだ?」
「君には関係ないよ」
 素直に答えてくれるとは思っていなかったが、ルキアは苦笑いを止められない。
(まぁ、いままでわかってることから、ある程度の推測はできるけどね)
 深く追求する気はなく、ルキアは別の問いを口にした。一等、不思議に思っていることを。
「どうして、“真なる風の紋章”を宿していないんだ?」
「………君には、関係ないよ」
 一瞬の間をどう取るべきだろう、とルキアは思う。
「…………僕のことなんか、どうでも良いだろう……」
 いい加減、解放してくれ、と暗にルックは言った。ルキアはその意図には気づいたが、それを聞く気は毛頭ない。
「どうでも良い奴を抱きしめたりしないよ、俺は」
「………いま頃………」
 ポツリと呟かれたルックの言葉。ルキアは腕に力をこめる。
「ごめん、気づくのが遅くて」
「気づいて欲しかった訳じゃない……!」
 冷たく言い放つつもりだった言葉は、微かに震えた。
「嘘」
「嘘じゃない」
「じゃあ、どうして、大人しく抱きしめられてるのさ?」
 ルックはきつく目を閉じた。
「…………。それでも、君が、好きだから………」
 ルックはルキアの背中に腕をまわした。
 やっと縋りついてきたルックに、ルキアは安堵の溜め息を零した。
「……でも、これは、同病相憐れむって奴だ……!」
 抱き返した腕を解いて、ルックはルキアを突き飛ばした。そのまま逃げようとしたルックの手を、寸前のところでルキアは捕らえた。
「良いよ、それでも」
 抗うルックの手を易々と押さえこんで、ルキアはきっぱりと言った。
「ルキア!」
「永遠なんて、まだ全然、実感わかないけど、おいていかれる孤独はちょっとは経験した。確かに、つらい。あの別れだけは、なんとかできたんじゃないかと胸が痛い。でも、ルック、言ってくれたよな。こいつのせいじゃないって。それが、俺にとって、どれだけ嬉しかったかわかるか? 気休めでもなんでも良い。以前と変わらぬ態度で、その言葉を言ってくれたお前が、俺にとってどれだけの救いをくれたかわかるか?」
 切ない響きを持った言葉は、ルックから抵抗する力を奪った。
「でも、この戦争が終わったら、僕は君をおいていくよ」
 表情を持ったルックの顔を、ルキアは綺麗だなと見つめる。それは、泣きそうな表情だったけれど。
「良いよ。満天の星空を見るたび、ルックのことを思い出すから。気の遠くなるような年月が流れても、いま頃どうしてるかなって、思い出すよ」
「バカ」
 ルックの目から涙があふれた。ルキアは歩みよると、零れる雫を拭った。そして、軽々とルックを抱き上げた。
「ちょ、ちょっと、なにするんだよ。下ろせよ」
「ヤダ。また逃げられたらたまんないもん。それにしても、ルック、軽すぎ。ちゃんと、食べてるかい?」
「君には、関係ないだろ!」
「そうかなぁ」
「バカ」
 ルキアは笑った。いつものように、笑うことができた。
 その時までは。


 解放軍は、大きな犠牲を払いながらも赤月帝国を打ち倒した。
 城は瓦礫と化したが、都市はほぼ無傷で残った。無人だった貴族の館を仮の城と定め、明日からは都市の復興、そして新しい国家の礎を築く作業が始まる。
 グレッグミンスターへ改めて凱旋入城を果たした解放軍は、今宵は勝利の美酒に酔いしれた。長くつらい戦いは終わった。此処より始まる、新しい国の誕生を皆が祝ったのである。
 戦勝の宴もいつしかお開きになり、誰もが酔い潰れて寝静まった頃、ルキアは小さな荷物を肩に担いで、そっと館を抜け出した。
 都市のあちこちに盛大に焚かれた篝火が、星の光を儚くしている。そのままかつての帝都を出ていこうとして、ルキアはある気配を感じた。誰にもなにも告げずに去るつもりでいたが、その気配の持ち主にだけは言いたいことがあった。
 グレッグミンスターの象徴、黄金の女神像。かつて、水を湛えていた噴水はいまは涸れ果てている。その前に、人影があった。佇む人影に向かって、ルキアは足を速めた。
「悲しい犠牲はありましたが、まずは、勝利のお祝いを言いましょう」
 近づくルキアをまるで牽制するように、人影は言葉を紡いだ。
「じゃあ、俺も、とりあえず礼を返しておくよ、レックナート」
 ぞんざいな口調で、ルキアは返した。
「それで、訊きたいことがあるんだけどさ」
「なんですか?」
 レックナートは無表情な顔を向けた。
「アレは、誰のどういう意図でしたことなのか?」
 ルキアは笑顔を浮かべていたが、目が笑ってないので、とても凄みのある表情となった。
「…………」
「言い直そうか。グレミオの紛い物を創ったのは、“門の紋章”? それともレックナート? どっちの意志だ?」
 レックナートの表情にゆらぎが見えた。
「ど、どうして………」
 初めて、レックナートの声に表情が伴った。ルキアは目を眇める。
「あんたの意志か、レックナート………。まさか、こいつを宿してる俺に気づかれないとでも思ったのか? 甘いな!」
 ルキアのまわりを闇が渦巻く。篝火は勢いよく燃えさかっているというのに、辺りを照らす明るさが目に見えて落ちた。
「ヒッ……!」
 恐怖に顔を青ざめさせ、レックナートは顔を背けた。だが、身体は彫像のように微動だにしない。
「こいつが喰らった魂が甦ることなんてあるものか! あれは、グレミオであってグレミオじゃない。そんな偽者を与えられて、俺が泣いて感謝するとでも思ったのか?」
「わ、私は、良かれと思って……!」
 悲鳴を上げるレックナートの声に、ルキアの激情は急激に冷えた。渦巻く闇も、収縮して弾け飛ぶ。それと同時に、篝火の灯りももとの明るさを取り戻した。
「…………。あんたは、それでも、良かったんだ………。偽者でも良いから、逢いたい奴がいるんだ……。………だけど、俺は違う。俺は、あんたとは違う……!」
 きつくきつく目を閉じていたレックナートの顔から、唐突に表情が削げ落ちた。いつもの無表情に戻ったのを見て、ルキアは忌々しげに舌打ちした。
「………では、あの魂をもとに戻しますか?」
「何度も言わせるな。俺はあんたとは違う。罪のない魂を、簡単にひねり潰したりしない」
「一つ、忠告しておきます。“生死を統べる者”の力を、感情にまかせて使ってはなりません」
 ルキアは先ほどの凄惨な笑みを浮かべた。
「俺も忠告しておく。二度と俺に干渉するな。次はない。“門番の娘”ごときが、この私を止められると思うな
 レックナートの身体が、ほんのわずか後ろに下がった。それを溜飲がさがる思いでルキアは見ると、踵を返す。
 ちょうど、ルックが広場に姿を現したところだった。
「ルキア……?」
「さよなら、ルック」
 なにか言いたげな表情のルックを見て、ルキアは怒りで忘れていた胸の痛みを思い出す。哀しげな顔で、首を横に振った。
「ごめん、約束はあげられない。………元気でな……」
「…………ルキアも………」
 ルックはそれだけを返すのがやっとだった。

 ルキアがグレッグミンスターの城門へ来ると、グレミオがすでに待っていた。
「坊ちゃん」
「………グレミオ………」
「坊ちゃんがなんと仰ろうとも、グレミオはお供いたしますよ」
「しょうのない奴だなぁ」
「旅に道連れはつきものです」
 大真面目に言うグレミオに、ルキアは微笑んだ。
「わかったよ、グレミオ」
 二人は並んで、グレッグミンスターを出た。
 しばらく黙って歩いていると、ふとグレミオがかつての黄金の都を振り返った。その様子を、じっとルキアは見つめる。
「なんですか、坊ちゃん?」
「いいや、なんでもないよ」
 ルキアは首を振った。
のせいじゃない………)
 ゆるゆると首を振って、ルキアもグレッグミンスターを振り返った。
「またいつか、戻ってくることもあるでしょうか……?」
「さぁ、それは、風次第かな……」
 ルキアは再び歩き出す。グレミオも慌ててあとを追った。
「坊ちゃん、これからどちらへ……?」
「そうだな………。カナカンあたりにでも行ってみようか。そこで、しばらくのんびりして……。……のんびりするのも飽きてきたら、あの二人を探しに行こう」
「はい、坊ちゃん」
 地平線が、白々と明るくなっていた。
 いま、初めて目の前に広がる世界に、ルキアは傷ついた心を抱えながらも、背筋を伸ばして踏み出した。
END






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